1968-03-07 第58回国会 参議院 建設委員会 第4号
火薬産業に大きな利害問題が出てくるからね。だから、そういう面を一ぺんぼくは解明していただきたいと思うのです、なぜできないのか。
火薬産業に大きな利害問題が出てくるからね。だから、そういう面を一ぺんぼくは解明していただきたいと思うのです、なぜできないのか。
しからば中小鉱山が火薬の面においてどういうような差別を受けているかと言いますと、これは正確にはわかりませんけれども、五割以上の高い値段で火薬産業界から買わされておるわけであります。合理化したって、これは科学的な産業じゃないので、大企業と違ってそう合理化する余地がないわけであります。したがって原材料というものを節約する方向に着眼するというのは当然だと思うわけであります。
今、局長が言っておりますように、昭和二十五年に作られた法律で、日本の火薬産業部門を伸ばしたいというふうな思想がございまして、これはもとより、今でもございますが、しかし、過去の経験から申しまして、ただいまのお話のように、危険物について、設備が整えば、これは許さなければならないということは、民主的な法律というかもわかりませんが、それは非民主的の場合がありますから、そういうことは今後十分考えていかなければならぬ
な問題に対しまして、政府の次官が一定の見解をお持ちにならない、それは閣議でなければとにかくお答えできないというようなことは、実に危險きわるものと思うのでありますが、これはこの前の国会におきましても、火薬取締り法案が上程されました場合に、日本にはカーリツトみたいな火薬がどんどん増産されつつあるのだが、これは戰争用に使うのではないのでしようねということを質問いたしましたら、そういうことは絶対にない、火薬産業
しかもこれら中小業者あるいは平和産業を電力割当料金値上げで圧迫しながら、火薬産業やセメント化学、繊維、ことに化学部門におきましては昨年度の第四・四半期消費量の割当のごときは、これは一般化学も含めてでありますが、大体私の記憶するところでは二四%の電力割当がなされております。こういうふうに特殊な部門、ことに直接間接軍事的な用途に関係の深い部門に、この消費量の割当がなされて、一般にはなされていない。
最後に共産党を代表して田代文久君は、労働運動彈圧的性格が多分にあること、従業員の保安が軽視せられていること、火薬産業を外国貸本に隷属せしめる結果わが国を戰争に介入せしめる危險性があるというような諸点から本法案に反対すると述べられたのであります。 次いで採決に入りましたところ、多数をもつて原案通り可決せられたのであります。 以上御報告申し上げます。(拍手)
本法案のねらいは、災害を防止し、公共の安全を確保するというのでありますが、実際に災害で迷惑し、危險にさらされておりまするものは、この火薬産業に従事しておりますところの工場労働者諸君であります。
こういう火薬産業の性格から申しましても、こういう生産物に対しましては、利潤本位にもうけるという立場に立つことは非常に危險である。
まず最初にただいま火薬産業の基本的なあり方として大体三つにわけて申し上げましたが、第一の軍事的目的の排除、すなわち平和産業としての火薬についてでありますが、明治以来終戦までに果した役割からばかりでなく、今日の客観情勢下において火薬産業は必ずしも平和産業として晏如たり得ないのであります。
ただ日本の工業全般が外国資本を入れるという点において、何らの制限も置いていないときに、ひとり火薬産業のみ、これに制限を置くということ自身が、なんのためにやらなければならぬかということを考えるとき、われわれは特別にこの工業のみに制限を置く必要はないと考えまして、他の産業と同列に扱われた方がよい。
ましてや日本の火薬産業というものは、非常に貧弱であります。また火薬という製品の性格自体から申しましても、これは他の産業とは違つた内容を持つておりますことは、私が申し上げるまでもないのでありまして、なお申しますと、これはいろいろの意味で国家的な社会的な育成、保護、またその使途についても明確な限度というようなものを持たせなければ危険であります。
このいわば戦略物資であるだけに、本法においても火薬の取扱い等は、特に慎重にいたしているということは了解できますが、将来火薬産業へ外資の導入が起る、あるいは輸出の振興について政府が特別の処置を講ずるとかいうような問題を、ここに想起しますと、これはこの前の石油についても、われわれはいろいろな疑点を質問したのでありますが、同じくこれらの問題については、大百から実は明確な答弁を望みたいのでありますが、本日は
それからこの火薬産業に対する考え方ですが、申し上げるまでもなく火薬産業というものは、他の産業とは非常に性格を異にしておりまして、たとえば火薬を製造しておる資本家、会社側が、もうけさえすればいい、利潤のみを確保するというこ とになりますと、そこにいろいろ重要な問題が起つて来るのでありまして、なお申しますと、火薬産業は、平和産業以外には——現在の日本の置かれている立場から申しましても、また世界の人類の平和
○田代委員 そうするとこれは平和産業用としての火薬は、日本の貿易の面から申しましても、火薬産業の発展の面から申しましても、ますます発展するのが希望でありますが、これに対しまして政府としましては、この火薬産業の発展のための対策、または貿易というものに対して、どういう御見解を持つておられますか。とにかく今年みたいに輸出入ともに全然シヤツトアウトすることはないと思いますが……。
○田代委員 それから火薬産業の発展の面から——話は別に飛びますが、火薬工業への対日援助見返り資金なんかの貸付というような計画があるかどうか。それからまた外国資本による日本の火薬産業に対する圧迫、こういうことの危險はないかどうか。こういう点についてお伺いしたい。